日本薬学会 関東支部

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平成25年度支部長挨拶

平成25年度支部長挨拶

日本薬学会関東支部・支部長就任にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

1880年に設立された医薬品に対する学術団体の日本薬学会は8つの支部により支えられており、関東支部は薬学会会員の約半数からなる会員から構成されております。
会員の職種も企業・大学における研究者、病院薬剤師、MR薬局薬剤師、官公庁など広範囲にわたっております。しかしながら、その核には医薬品が存在しております。
それを創出、販売、管理、適正使用するための科学的エビデンスを構築することが薬学会の務めであろうと思います。
この度、病院薬剤師である私が日本薬学会関東支部長を仰せつかりました。長野県という薬学部、薬科大学もない所の私でつとまるかどうか一抹の不安はございますが、
よろしくご協力をお願いする次第であります。

薬学6年制も2年目の卒業生を輩出し、教育現場もその現状が把握できてきつつあろうかと思います。一方では、職能教育に舵を切っての問題点も見えてきたようにも思います。
基礎並びに臨床に及ぶ領域に広がってきつつあることが感じられます。その点を踏まえて本年度の支部事業といたしまして、これまでの事業をより充実した者にすることに加えて新たな試みも考えております。

継続活動と致しまして、支部大会が企画されておりますが、本年は特に、研究者、薬剤師、学生のお互いの情報交換の場となるよう努めていきたいと思います。
同時に開催されております若手シンポジウムは大学、企業の研究者間の交流を深めることができる様企画したいと思います。
特に本年度は、関東支部でこれまで学術的活動が少なかった地域において、講演会を企画致しました。
これは、薬学会関東支部の東京以外の活動がこれまで多くはなかったことから、より広い地域を意識して活動を行い、薬学会を広く知っていただくことができる様務めていきたいと思います。

薬学という学問は、その知的財産が速やかに社会に還元されるものを含んでおります。
これまで創薬という部分で医療に多大なる貢献をしてきた学問でありますが、これからはさらに広範囲にわたって臨床で知的財産を生み出していく領域もできたのであります。
大学での基礎研究に加えて臨床薬学という領域はさらに医療に直結した知的財産を生み出す宝庫であるともいえます。
それらを支えていくのが薬学会でありますことから、その両輪が共に発展していくよう広い職種の方々に会員になっていただくよう支部活動を行って行きたいと思います。

以上を踏まえ、好評であります市民公開講座を春と秋に2回予定しております。
また、新規事業として、薬剤師向け研修講演会を、特に薬学部、薬科大学がない地域からということで6月に松本で開催することに致しました。
本年度の支部大会は帝京大学薬学部におきまして10月に予定しております。本年度も研究者のモチベーション向上を意識いたしまして優秀演題につきましては優秀発表者賞を贈ることを予定しております。
皆様ふるって発表をお願いいたします。その他、高校生への薬学への誘い、薬剤師へは学会会員として活動参加のお願いなどを企画いたしております。

薬学会が目指す大きな目標に沿って以上の様な意識を持って、会を運営していきたいと考えておりますので、
支部会員の皆様におかれましては、ご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

平成25年4月吉日
日本薬学会関東支部長 大森 栄